シリカボードの有効性について

当社製ガス窯の炉壁構成は、すべての機種において「シリカボード」を最外部に組み込んでいます。
シリカボードを組み込んでいないもの B と、組み込んであるもの C を比較すると、炉壁表面温度が 10°C低いことが示されています(図 1 参照 内)。
1放散熱量を比較すると 18%以上少なくなり、2蓄熱量は 13%上昇します。
放散熱量が減少し蓄熱量が上昇するということは、エネルギーコストが抑制できることを意味しています。
以上のことから、厚さ 25 mmのシリカボードを組み込むかどうかによって、窯の性能が格段に違ってくることが理解できます。当社のガス窯は 25 mm厚のシリカボードをバックアップ材として炉壁最外部に使用しています。

シリカボードの有効性について

【シリカボードの有無をカタログから読み解く方法】

JIS 規格のレンガ並型は 230×114×65(長さ×幅×厚さ、単位 mm)という大きさです。
これを内張りれんが 114 mm+外張りれんが 65 mmとした場合、180(≒179=114+65)と表示されます。また、内張りれんが 114 mm+裏張りれんが 114 mmの場合、230(≒228=114+114)と表示されます。シリカボードを使用していないも窯は炉壁の厚さが 180 や 230 と表示されることが多く、使用してある場合は 140、205、255 となります。

カタログの数字からレンガ構成を読み解くことも、窯選びの重要なポイントといえます。

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